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散るが桜の運命(さだめ)としても

2013年03月06日 22:29

春は出会いの季節と言うけど

僕は少しも信じていなかった


そんな夢のような話が

あるわけないと思っていた

 

凍った心に暖かな風が吹きぬける

笑顔の君を見るまで

 

 

桜咲くこの季節に

心の桜は蕾をつけた

こんなにも穏やかな

気持ちになれたのはいつぶりだろう

 

散るが花の運命でも

想いがこもった桜よ

どうか咲いて欲しい

 

季節巡りまた春が訪れても

僕ら友達のまま変わりはしなかった

 

 

芽生えた想いが凍てつく気持ちに負けてしまう

悲しい事実を知るまで
 

 

桜散るこの季節に

心の桜の蕾は枯れた

こんなに泣きたくなる

気持ちは決して知りたくなかったのに

 

散るが桜の運命なら

想いが叶わぬ花を

君の手で摘み取ってくれ

 

向日葵が咲く夏

紅葉が彩る秋

雪に覆われる冬

桜が薫る春

 

長い時を耐えて、新たな季節を迎えた心に
あたたかな気持ちを受けた蕾が花開く

 

 

桜舞い散るこの季節に

心の桜は今咲き誇る

こんなにも晴れやかな

日差しを浴びたのは久しぶりだよ

 

散るが桜の運命としても

思いが叶った桜よ

いつまでも咲き誇れ


『B.S.Sver.はこちら』