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詩の間

剥奪された言の葉

2016年12月31日 20:00
表現の自由と謳っているけれど電子の網に囚われた世界では結局のところ僕ら人は自由に言の葉を表せないでいる燃え広がる失言ルールを無視した浅はかな発言誰かを不快にするものはともかく普段の何気ないものですら無意識のうちに他人の眼を気にしている自分が思った事を自分が感じた事を電子の網に載せたとしても純粋に反応してくれる人だけじゃない現実でネタにして笑いからかう奴発言しないとネタを提供しろと文句を言う奴そんな奴がいるから発言するのが嫌になるそんな奴がいるから自由に言葉を出せなくなるだから僕らはいつの間にか当たり障りのない発言だけになり次第に何も発せなくなっていく人が何を感じて発言したか人が何を思い言葉にし

二度目の死は君の手で

2019年08月15日 17:25
時を刻む世界から切り離されて 終わりを迎えて   誰の記憶からも消え去って逝くだけ     そう思っていたのに       きみの後ろにいた     ぼくの為に泣いているきみの後ろに         いてもいなくても 変わらない存在と扱われて   何も出来なくて   逝き方ばかり模索していた  ......生きたくなかった   ......逝きたかったはずなのに     そんな姿のきみに   どうしようもな
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