響葵の庵
~気の赴くままに書いた詩~
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二度目の死は君の手で
2019年08月15日 17:25
時を刻む世界から切り離されて 終わりを迎えて 誰の記憶からも消え去って逝くだけ そう思っていたのに きみの後ろにいた ぼくの為に泣いているきみの後ろに いてもいなくても 変わらない存在と扱われて 何も出来なくて 逝き方ばかり模索していた ......生きたくなかった ......逝きたかったはずなのに そんな姿のきみに どうしようもな
ギフト
2018年06月12日 22:15
他の誰かと違うと感じて周りを羨んでいたら誰かが憧れる君らしさが消えてしまうよ 暖かな黄色みたいな君もやすらげる緑の様な君も世界を創るひとつだけの光だから 誰かと同じ色彩なんかいらない僕らの色彩でしか表せない物がこの世界にはある僕らの色を筆にとり思い出を描いていこう 他の誰かを見習えと言われて周りに合わせようとしたら個性を否定する冷たい世界に換わるよ Whiteみたいな彼女もVioletの様な彼でも世界で映えるひとつだけの光だから 誰かと同じ色彩なんかいらない僕らの色彩でしか作り出せない
hide&seek
2017年12月30日 21:00
キミと笑い合う日常の中に心はどれだけ隠れているだろう 悲しみや辛さは言葉の影で覆い何事も無いように過ごしていく キミが言葉に隠した心の欠片ボクに見つけられるかな例え傷付くことになってもボクはキミを探そうキミとボクとのhide&seek キミへの想いに気付いても心を偽る日々は続く ボクが隠したホントの想いキミは気付いているよね見つけた事が迷惑でも今は見逃してほしい心と心がhide&seek 探しにいこう 見つけにいこう キミと向き合う為に キミが言葉で隠した心の欠片ボクに見つけ
剥奪された言の葉
2016年12月31日 20:00
表現の自由と謳っているけれど電子の網に囚われた世界では結局のところ僕ら人は自由に言の葉を表せないでいる燃え広がる失言ルールを無視した浅はかな発言誰かを不快にするものはともかく普段の何気ないものですら無意識のうちに他人の眼を気にしている自分が思った事を自分が感じた事を電子の網に載せたとしても純粋に反応してくれる人だけじゃない現実でネタにして笑いからかう奴発言しないとネタを提供しろと文句を言う奴そんな奴がいるから発言するのが嫌になるそんな奴がいるから自由に言葉を出せなくなるだから僕らはいつの間にか当たり障りのない発言だけになり次第に何も発せなくなっていく人が何を感じて発言したか人が何を思い言葉にし
Grow
2016年12月31日 20:00
太陽の光が届かない暗い闇に覆われた孤独な路地裏忘れられた場所で種は埋もれていた誰にも見られず誰にも知られず必死に生きていた心の影が囁いている諦めてしまえば楽なのにとそれでも抗い立ち向かい耐え抜くことが未来に繋がると信じて孤高な想いよ光指す道となれ満月の明かりがのみ込まれるすべてを拒み続けた漆黒の路地裏拒絶された世界で種は足掻き続けた理解もされない同意もされない必死に耐えていた誰かが今を貶しているどうして無駄だと解らないのかとそれでも抗い刃向かい耐え凌いだ数だけ希望を導く至高の願いよ背中押す風になれ心の声が語り掛けるどうしてそんなに抗うのかと素直に受け入れたくはない己を信じて手を伸ばす……心の影
消えゆく欠片
2016年06月15日 23:30
真面目な奴が苦しみ 不真面目な奴が楽をする 理不尽な世界 何の為に生きてきたのか 何がしたくて生きていたのか そんな事を夢想しても 今更仕方ないかな ボクがいなくても この世界は 何も変わらない 誰かの記憶から 消えゆくボクの欠片 その欠片が消え去れば ボクは完全に世界から消えるだろう だけど キミの記憶にほんの僅かでも 消えゆくボクの欠片が 少しでも残るなら それだけで こんな汚い世界でも 生まれて良かったと 初
未来への残滓
2016年06月15日 23:30
すべてを諦めたと嘯いて 世界を拒絶していた 誰かを思いやるなど 煩わしいと感じていた だけど不意に 自分に似合わない 未来想い描いて 嫌気が指した 捨て去ったつもりでいた 未来への未練 心の片隅にあった残滓が そんな未来を望んでいたのかな
chocolate
2016年03月24日 21:00
次から次に溢れる 甘いchocolate 新しい味が多くて 目移りしてしまうよ 甘いものばかり味わって 総てから目を背けていたら これから乗り切れないよ 甘くて甘いchocolateだけの 日々ならすぐに飽きてしまうから たまには苦いcoffee飲んで メリハリ付けていきましょう 次から次へ出される 苦いchocolate 食べても減らなくて ため息こぼれるよ 苦いものばかり噛み締めて 自分から眼を塞いだら これから楽しめないよ 苦くて苦いchocolateだけの 日々だと辛くて疲れてしまうから だからたまには
distance
2016年01月29日 20:30
初めて出会った頃は ぎこちない距離だけど 景色が色を変える頃には 友達になれていたよね 何気ない日々を繰り返すうちに キミの存在が大きくなっていった 近くて遠い彼方のキミへ 今の距離を壊わしたくはない だからボクは心を隠そう 今はキミの傍で笑いたいから 言葉交わしあって 縮まった距離だけど 景色が色を巡る時には 仲良くなりすぎたかな 他愛ない会話重ねるうちに ボクの心は狂いそうだった 近くて遠い彼方のキミへ 今の距離で構わないと ボクは嘘を吐き続けて 今もキミの傍で笑っているよ 心地
胡蝶の夢
2015年11月27日 21:30
何をしても他人事に感じる日々の中意識と躰にズレが生まれてボクの心はふたつに分かれていたあちら側のボクとこちら側のボク二人の世界の境界は消えてどちらがリアルなのだろうか夢か現か曖昧なふたつの世界ひとひらの蝶になったボクの魂は行き場を求めて彷徨い続けていく何を聞いても偽善事に感じる時の中周りとの距離が広がっていてボクは誰も信じられなくなっていた利己的な意識と利他的な意識鏡合わせのコインのようでどちらもボクなのだろう嘘と誠が絡み合う醜い網をひらひらと蝶は舞い絡め捕られ行き場を無くして抗い苦しんでいく永久に醒めることのない夢現をボクは......受け入れよう夢と現が曖昧なふたつの世界嘘と誠が混ざり合う
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